ロングステイ財団による人気投票でマレーシアは2006年から8年連続首位を獲得していることはご存知の方が多いことでしょう。
ただ、日本人自身の評価ですからどうもブームに左右されている部分が強いのかなぁ、との思いも捨て切れません。また、あくまでも人気投票なので、実力が伴うかにも疑問が残ってしまいますね。
昨年末からよいニュースが多くなかったマレーシアですが、有力英字紙『スター(The Star)』が、国際的な英字誌『インターナショナル・リビング』による世界退職後移住地インデックス(Annual Retirement Index 2014)という年次レポートでマレーシアが上位に選ばれたという記事を掲載しています。
同雑誌は、北米を中心に読まれている35年ほどの歴史がある雑誌です。このランキングには、「不動産」、「退職移住に関する優遇策」「生活費」、「総合的な住み易さ」、「医療」、「娯楽」、「退職生活に必要なインフラ」、「気候」といった基準で評価が適用されています。
気になるマレーシアの順位は、総合点88.5で、パナマとアクアドルに次ぐ堂々たる3位となっています。4位以下は、コスタリカ、スペイン、コロンビア、マルタ、ウルグアイ、タイとなっています。やはり、北米の読者が多いので、顔ぶれは地理的、文化的なつながりがある中南米の国が多くなっています。(ランキングはこちら)
マレーシアが高得点だった項目は、不動産が93点、総合的な住み易さが92点、娯楽が94点、医療が96点でした。
ちなみにランクイン(24位まで)したアジアの国は、タイ(10位)、フィリピン(17位)、カンボジア(24位)と多くはなく、やはり北米からみるとアジアはなじみが薄い印象なのですが、総合的な住み易さの項目で英語が通じることが高い評価となっており、マレーシアの強みが発揮されています。
マレーシアに退職移住した読者の声を寄せられていて、「海が見えるコンドを借り、生活費が月々1,700ドルで十分」とか、「住み込みのメイドさんが月々400ドル」、「専門医の診察料が11ドルほど」などのコメントが寄せられています。
なかなかおカネにはうるさい方が多い欧米社会からもマレーシアは注目されています。
退職後の移住地マレーシア、人気のみならず「実力」も兼ね備えてきたと言ってもよさそうです。
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